E-SKY純正リポと充電器(V3LAMA編)



ここでは純正2セル800mAのバッテリーで説明します。
直流電圧の数値以外は他のリポも測定方法は同じです。


【充電後の注意】
E-SKY純正リポ(新品)を純正充電器で満充電すると
無負荷電圧8.7V 1セル4.35Vになります。

一般的にリポの満充電電圧での最適な電圧は
1セルあたり4.2Vとされており、
純正充電器の場合は若干高くなります。

充電後すぐに使う分には全く問題ありません。

ですが、充電後に長時間放置すると、
温度上昇(室温など)で電圧がさらに高くなり、
セルに大きなダメージが来て、
極端に寿命が縮む可能性が高いです。

なので、長時間放置する場合は、
1〜2分飛行してバッテリー容量の7〜8割まで
消費させて保管するのがベストです。



【放電量に付いて】
リポは過放電に要注意です。
どうやって過放電を調べるかと説明すると、
電圧を測れば簡単にわかります。

本来は負荷を掛けた状態(スロットルフルハイ)で計測します。
機体にメモリー付きのテスターを搭載し、
飛行後に飛行状態の電圧チェックをします。
ですが、1万円ほどするのと、重量増加があるので
あまり現実的ではありません。

かと言って、機体を机に固定して、
電源コネクターを延長しスロットルを上げて
チェックするのもあまり現実的ではないですね。


なので、簡単に無負荷での確認で説明しようと思います。 
※あまり正確ではありませんので参考程度に。
 正確な数値を計測したい場合はフルハイでどうぞ。
 大量の抵抗や電球を使って同等の負荷を作る事も出来ます。





【無負荷電圧の確認方法】


白いほうがバランスコネクターですね。






この端子はセルを直列接続した電圧測定のみ可能です。
リポは単セル測定がが大事なのでこのコネクターはあまり使いません。
赤い電線がプラスで黒がマイナスです。





バランス端子の拡大写真です。
測定するのは写真の中央下部に三つ並んでいる金属端子です

飛行後(充電前)に測定するのは以下の3通り
A 【赤+】 と 【青-】 単セル電圧
B 【青+】 と 【黒-】 単セル電圧
C 【赤+】 と 【黒-】 2セル直列電圧
※直列配線から並列で取り出している配線
  なので真ん中の青は+と-両方の計測になります。


AとBを測定し、電圧の差が0.1V以上ある場合、
少ない方のセルが死に掛けています。
0.2Vを超えている場合は危険なので充電中は目を離さないように。
※高性能充電器なら多少安心



よく、質問があるのは飛行時間ですね。
劣化や飛行状態がそれぞれ違うので、
具体的な時間は言えません。

なので、電圧を目安にして、自分なりの経験で時間を割り出してください。

V3LAMAの場合、無負荷の直列電圧6V 単セル電圧3Vに落ちると
殆どスロットルがフルハイでの飛行になります。
それと同時に3.2Vを下回ると劇的な速度で電圧が降下し始めます。
※ものの数十秒です
無負荷で3.2Vの場合、フルハイで負荷を掛けると2.6V程度です


これはもう確実にリポにダメージが来ています。
なので、ギリギリまで余裕を見ても、
無負荷での直流電圧6.8V
単セル電圧3.4Vが限界値とお考えください。


テスターもって無いよ! と言う方は、
仕方ないので、浮上がキツくなるまでの時間を計測してください。

この時間が10分だとしたら、
20%のマージンを取って8分が飛行限界とお考えください。
※これはV3LAMAでの実測値を元にした理論ですので、
  他のヘリには通用しません。


他のヘリの場合は、3.4Vを目安に時間を割り出すと良いでしょう。



ちなみに、E-SKYの充電器があちらこちらで悪い評価をされていますが、
充電後の保管や時間に気をつければ全く問題ないと思っています。
バランスもしっかり取れてます。

  
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